2015年6月28日日曜日

8/1(土) ドキュメンタリー映画 『ヘイトスピーチ』上映会

NonStopKyoto
C.R.A.C.WEST
ANTIFA京都
合同企画
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ドキュメンタリー映画
『ヘイトスピーチ』
大阪芸術大学卒業制作2015再編集版

監督:佐々木航弥
制作:平木篤

上映会&監督・製作者x出演者クロストーク
「当事者とは誰なのか?」
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これは「在日問題」ではない。

ここ数年、日本には「何が何でも韓国や中国の悪口を言わなければ気がすまない人達」が存在する。
特に酷いのは、ネット上に散らばるデマや偏った情報をもとに、在日コリアンに対する「嫌がらせ」に精力的に励む人々であり、彼らは「ネトウヨ」と呼ばれている。
彼ら「ネトウヨ」がまき散らすヘイトスピーチ(差別煽動表現)が社会問題となって久しい。ネトウヨが在日コリアンに対して送るメッセージをごく穏当に翻訳するとこうなる。「君たちが平和に暮らせるのは、僕たち日本人が優しくておとなしいからだ。でもそろそろ我慢の限界かな。」彼らは匿名性の鎧に守られながら、ニヤニヤ顔でこうささやくのだ。

噴飯物である。

このように「出自」でもって人の尊厳を傷つけ、「安心して生きることのできる感覚」を奪う人々がネトウヨであり、差別に快楽を感じる変態どもであるといえる。
彼らは今日も路上やネットでカジュアルに「言論の自由」に守られつつ「差別する自由」を享受している。しかし、こうした状況に怒りを抑えることができない人びとが登場した。
彼らがこの映画の主人公である「カウンター」と呼ばれる人々だ。
彼ら「カウンター」はさまざまな手段を用いてネトウヨに抗議し、「妨害」を加え、反レイシズムを訴える。
映画「ヘイトスピーチ」は路上で繰り広げられる攻防に密着取材し、並行して派生した様々な反レイシズム行動を丹念に記録したものだ。
差別を楽しむ人々の「顔」、差別に抗議する人々の「顔」を淡々ととらえ、他では見れないオリジナル映像を軸に編み上げたこの映画の持つ記録的価値は大きい。
見る者はそのあまりの生々しさに衝撃を受けることだろう。
そして、誰もが差別と闘うためのヒントを得ることができるだろう。
この映画は、現在進行形で発生し新たな被害者を生んでいる「ヘイトスピーチ」といいう現代日本社会が抱える問題について、意味ある思考を巡らせるための、必須のアイテムである。
この映画を観て、どうか自分の周りを見渡してほしい。
これは「どこかの誰か」の問題ではない。「ネトウヨと在日」の問題でもない。これは、私達自身の問題なのだ。
戦場はネット上にも、路上にも、学校にも、本屋にも、通勤電車にも、職場にもある。
ネトウヨが暮らしにくい社会を作るために、あなたにできることがあることに気付くはずだ。

映画上映後には監督と出演者を交えてクロストークが用意されています。ここでは関西の反レイシズム運動の報告を交えつつ、なぜ行動するのか、「当事者」とは誰なのか、これから何ができるのか、などのテーマについて時間ギリギリまで質疑応答も含め、ふんだんに喋ります!

特典映像もあるよ!

2015年 8/1(土)   13:00  開場
              13:30  上映スタート
              15:00  クロストークスタート


@ウィングス京都 2Fイベントホール

〒604-8147 京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262
京都市男女共同参画センター ウィングス京都  

アクセス:地下鉄烏丸御池駅(5番出口)または地下鉄四条駅・阪急烏丸駅(20番出口)下車徒歩約5分
※駐車場はありません



料金  1000円
(+カンパいただけると幸いです!)
※車椅子用リフト、お子様連れ用のお部屋もあります!
お子様料金についてはお問い合わせ下さい。